寺田芋の萩蒸し
今回のKBS京都の蛤御門市場でのテーマ食材は、
“寺田芋”。
京都で取れるさつま芋の一種です。
甘味が少なく、ほっくりとしているので、その特徴を
生かした料理を作りました。
萩蒸しというのは、萩の花に見立てた蒸し物。
銀杏をスライスして、萩の葉に見立て、
小豆を散らして、萩の花に見立てています。
以下が、作り方です。
<材料> 4人前
寺田芋 160g 銀杏 4個 小豆 少々
つまみ湯葉 80g おろし生姜 少々
出汁 250cc 淡口 5cc 塩 少々 葛 適量
塩 淡口醤油 片栗粉
<作り方>
①寺田芋は、皮をむき、賽の目に切って、片栗粉をまぶす。
②油を180度に温め、①の寺田芋をさっと揚げて、軽く塩を
振っておく。
③銀杏は、殻を割って、湯がいたのち、スライスし、小豆も
湯がいて戻しておく。
④つまみ湯葉に、淡口醤油と塩で少し下味をつけ、つなぎに
片栗粉を入れて混ぜる。
⑤器に②の寺田芋を入れ、④のつまみ湯葉を上にのせ、
沸いた蒸し器に入れて、中火で5分程蒸す。
⑥出汁250ccに、淡口醤油5cc、塩少々を入れて、水溶きの
葛でとろみをつけます。
⑦蒸し上がった⑤に、⑥の餡を掛け、おろし生姜をのせる。
ポイントは、今回も、芋の味を引き出すために、
動物性のものをダシだけ(鰹節)にしぼりました。
少し、コクを出すためと、ふっくらと仕上げるために、
寺田芋を角切りにし、最初に揚げているのと、
湯葉を使って、芋の風味を損なわないよう大豆のうま味を
のせています。