日本最西端 与那国島

なかなか行く機会がない場所ですが、今回ご縁があり、
日本最西端の地、与那国島に行ってまいりました。

京都を朝7時に出発し、関空から石垣島石垣島から与那国に渡りました。
与那国に到着したのは、19時前。
石垣で4時間待ち、ほぼ12時間かかりました。


今回島を訪れたのは、食育の話をしてほしいということでした。
私も今まで北海道から鹿児島までいろいろ行きましたが、九州以南に行ったのは初めてでした。
全く食材や食文化、気候や習慣も違うところで、どんな話をしたらいいのか、
正直迷いながら向かいました。


最初の夜は、島の郷土料理をいただきました。
和え物や焼いたもの、焚いたもの、お刺身もいただきましたが、
普段目にする食材とは違ったものでした。
出汁も貝などでとることが多く、昆布はだしを取るというよりむしろ
食べるためのものでした。

また、パクチ(シャンツァイ)があちこちに生えていて、
パクチと長命草は、ふんだんにいろいろなものに使われていました。
味噌汁にもパクチは入っていました。
パクチは好きなので、おいしかったです。


そんな中で、京都の出汁の話、和食の話、食べるということの意味など
普段の食育の話をさせていただきました。

全島民1700人、今回の講習会は募集をかけて思った以上に集まられたようで、
1回だけの講習が2回になりました。
参加者は50名を超えました。

京都の人口に当てはめると4万人位の人が集まったことになりますと
担当者の方から言われました。これはすごいことです。

出汁の取り方や試飲、その出汁を使ってだし巻を巻き、皆さんに試食してもらったり、
DVDをみてもらったり、半日講習会をいたしました。



全く京都や本土とは違った文化でしたが、伝わるものはあったようです。
皆様の反応はよく、大変好評に終わりました。


翌日は担当の方が島内を案内してくださいました。
島自体は小さく、車で1時間ほどで一周できました。

そして日本最西端の地。

台湾のすぐそばです。

2月で、曇って、風が強かったので、肌寒さを感じましたが、
蚊がおりました。
日が照ると一気に暑くなるようです。

私にとっても今回の食育はお客様の反応も、食文化も含めとても興味深く、
同じ日本でもこれほどまでに違うのかと、勉強にもなりました。
2泊3日ではありましたが、密度の濃い、有意義な時を過ごしました。


  平八茶屋公式ホームページ ≪ http://www.heihachi.co.jp/