「和食」のユネスコ無形文化遺産登録

12月4日深夜、アゼルバイジャンの首都バクーで開かれた
ユネスコ無形文化遺産保護条約の政府間委員会で、
「和食 日本人の伝統的な食文化」が無形遺産に登録されました。

我々の所属する日本料理アカデミーの村田吉弘理事長(菊乃井ご主人)が、
声を上げたのが2年前、当初、無理だといわれていた周りの声を押し切り、
登録に向けて、縦横無尽に動かれました。

その動きに、京都府京都市が同調し、そしてその力が国を動かし、
申請にまで至りました。

そして登録。
登録までにも、さまざまなことがございました。

今回の登録が認められたことを受け、村田理事長が述べられた
言葉を一部記載いたします。

「今までの取り組みが実り、和食が普遍的な価値を持つ食文化として
国際機関に認められたことは、この上ない喜びではありますが、
今回の無形文化遺産登録が決してゴールではありません。
世界に認められたこの食文化を普及、継承、発展させることは
私たちの責務であり、これからが本当のスタートであると考えています。
いま、私たちの周りでは食生活の変化から和食離れが進んでいます。
家庭での和食への回帰なども含めて、この登録を契機とし和食の
素晴らしさを見直す機会となるよう、さらに積極的な活動を展開して
いきたいと存じております。」


たくさんの方々のご尽力を持って、今回の登録に至りました。
本当にありがとうございました。
「和食」は、自国の料理で、自国の食文化です。
もっと和食について知ってもらい、親しんでいただきたいと思います。

私も微力ながら、食育活動を続けていき、長く広く、和食の普及を
行っていきたいと思います。

平八茶屋公式ホームページ  http://www.heihachi.co.jp