河川工事

1月から始まった高野川の河川工事。
ちょうど店の真裏にある高野川の落差溝の大修理。

私の記憶の中でも、過去に2〜3回工事がありました。
大水や年数経過でどうしても崩れやすくなるようです。

今回は、2メートルほど掘り下げ、コンクリートでしっかりと
基礎を作るそうで、10mの鉄板を何枚も打ち込んだり、
事前に家屋調査をしたりと、結構規模の大きな工事になっております。

昼間は重機の音、夜はポンプによる水の汲み出し音など、
結構音がします。

窓からのぞけば、今は重機しか見えません。

この工事で当面は大丈夫だということですが、
5月末頃までかかるようです。

お客様へはしばらくご迷惑をおかけいたします。


   平八茶屋 公式ホームページ(http://www.heihachi.co.jp

門松

新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

京都の門松は根引きの松を使います。
小さな松の木を根から引き抜いて、半紙を巻いて水引で結び、
入口の両方の柱に打ちつけます。
年神様が来られるときの目印になるそうです。


お客様をお迎えする門にはよく知られた門松をおきます。
もともとはこちらも根引きの松だったようですが、
いつのころからかこの門松を置くようになりました。


各客室の入口や火を使うところ、トイレには、ちょろけんと呼ばれる
小さなしめ縄をかけ、下にはほし付のお餅(鏡餅の小さいもの)と
ゆずり葉にのせたお雑煮(お餅、海老芋、金時人参、大根を小さく切って
白味噌の汁をかけたもの)を供えます。


                     ちょろけん


                ほし付のお餅とお雑煮

40カ所ほどちょろけんをかけ、お餅とお雑煮を
お供えして、今年1年の無事を祈ります。

おいしい夏休みを体験しよう!

毎年、国際観光日本レストラン協会が主催している
“おいしい夏休みを体験しよう!親子体験食味学習会”。

今年は、7月19日(土)〜8月31日(日)で、全国41件のお店が
参加いたしました。

弊店は8月2日に開催いたしました。
愛知県、奈良県から、2組7名のご家族にご参加いただきました。

弊店のテーマは、“日本料理の楽しみ方”
  ・日本料理って何?
  ・上座と下座
  ・食事マナーとエチケット
  ・日本料理の特徴
  ・本物を見よう!本物を感じよう!

お座敷で、講習会をした後、
厨房に移動して、“鱧の骨切”や“鮎の串打ち”を
見ていただきました。


鱧の骨切


鮎の串打ち体験


炭火焼体験

鮎の串打ちは、実際に体験してもらい、
炭火で塩焼きにしてもらいました。

その後、見てもらった鱧や焼いてもらった鮎の塩焼きとともに、
取肴、焚合、お吸い物、弊店の名物、麦飯とろろをお座敷で
お召し上がりいただきました。

最後に、修了書をお子様にお渡しして、終了となりました。

お子様たちの夏休みの思い出に残る体験と研究材料になってくれれば
いいなと思っております。

壬生狂言

今日は、壬生狂言に行ってきました。

壬生狂言は、カンデンデンと鐘と太鼓と笛だけの無言劇で、
朝、昼、夜のお勤めのうち、昼のお勤めとして
御本尊の延命地蔵菩薩様に奉納するためのものです。

この法要は、700年もの間、途絶えることなく、連綿と
続いてまいりました。

年に3回、4月29日(火)〜5月5日(月)の春の大念仏会、
秋の公開、節分の時に見ることができます。

春の大念仏会は毎日午後1時〜5時30分まで(5日のみ夜の部あり、
午後6:00〜10:00まで)行われております。

観賞料は、大人800円、中学・高校生600円、小学生400円で
当日券のみ、先着順となっております。

30ある演目のうち、1日5〜6演目が公開されます。

この日は、念願の弊店とご縁のある“山端とろろ”を
見ることができました。

その後、松浦副住職様に案内されて、楽屋を見せて
いただきました。

見事な面の数々。

もっとも古い1500年代の面。

壬生寺ならではの珍しいサルの面。

伊藤若冲作の面。

とても大切に扱われ、ずっと使い続けられている面。
すごく貴重な体験をさせていただきました。

小学生から70歳くらいの老人の方まで、
口伝でのみ継承されるこの狂言を、皆、見事に演じ
られておりました。

無言であるがゆえに、伝わるものもあります。

ゆっくりと時の流れを感じながら、鑑賞させて
いただきました。

キッチンカー

今日はキッチンカーでのイベント。
京都の中央卸売市場に来ています。
魚三楼の荒木さんとのコラボご飯。

“鯛ととろろの豆ご飯”

それぞれの得意料理を組み合わせました。

一杯500円で限定300食。
午前10時半からの販売です。


キッチンカーは、大変便利で、スチコンからガス台、
冷蔵庫から流しまで、すべてそろっていて、
調理道具も、バットやボールなど、棚にしまわれています。

3〜4人は十分入って仕事をすることができます。

裏は、給排水、電源、プロパンガスをつないで、
熱源を確保しています。

いつでも使えるように、毎月一回、交代で動かして、
メンテナンスも兼ねて、イベントをしております。

都をどりの準備

今日は、都をどりの展示の準備です。
花見小路通りは、人通りも少なく、静かな朝でした。

祇園甲部の歌舞練場は、明日から1ヶ月間の公演に備えて
準備しています。

歌舞練場の桜はほぼ満開。
青空が桜の花をより一層引き立てます。


会場では、弊店の麦飯とろろを展示しております。


都をどりの券は、以下でお求めいただけます。

  都をどり公式WEBサイト http://www.miyako-odori.jp/

市場のつながり“食の体感キャンペーン”

あじわい館での料理教室。

市場のつながりということで、今回、一般の方々からの抽選で
ご招待の料理教室でした。

前日は萬亀楼のご主人がされて、この日は私が担当しました。

1日30人の枠に1500通以上の応募があったそうです。

今回の献立は、竹の子ご飯、鱒の木の芽焼、山菜の胡麻酢和え、若竹のお吸い物。

旬の竹の子や走りの鱒や木の芽を使った献立です。

10時から45分の講習をした後、お客様に実習をしていただきました。
3品+竹の子ご飯。分担すると30分ほどで簡単にできあがりました。

家庭でもすぐにしていただけるように、レシピもお持ち帰り
いただきました。

出来上がったら、皆さんでお話ししながら試食をしていただきました。