壬生狂言

今日は、壬生狂言に行ってきました。

壬生狂言は、カンデンデンと鐘と太鼓と笛だけの無言劇で、
朝、昼、夜のお勤めのうち、昼のお勤めとして
御本尊の延命地蔵菩薩様に奉納するためのものです。

この法要は、700年もの間、途絶えることなく、連綿と
続いてまいりました。

年に3回、4月29日(火)〜5月5日(月)の春の大念仏会、
秋の公開、節分の時に見ることができます。

春の大念仏会は毎日午後1時〜5時30分まで(5日のみ夜の部あり、
午後6:00〜10:00まで)行われております。

観賞料は、大人800円、中学・高校生600円、小学生400円で
当日券のみ、先着順となっております。

30ある演目のうち、1日5〜6演目が公開されます。

この日は、念願の弊店とご縁のある“山端とろろ”を
見ることができました。

その後、松浦副住職様に案内されて、楽屋を見せて
いただきました。

見事な面の数々。

もっとも古い1500年代の面。

壬生寺ならではの珍しいサルの面。

伊藤若冲作の面。

とても大切に扱われ、ずっと使い続けられている面。
すごく貴重な体験をさせていただきました。

小学生から70歳くらいの老人の方まで、
口伝でのみ継承されるこの狂言を、皆、見事に演じ
られておりました。

無言であるがゆえに、伝わるものもあります。

ゆっくりと時の流れを感じながら、鑑賞させて
いただきました。