小川流煎茶 初煮会

今年も、小川流煎茶の初煮会に行って参りました。

上賀茂にある小川後楽堂。

小川可楽次期家元が入れられる煎茶の器にほんの数滴のお茶。
その数滴で、本当にふくよかに、口いっぱいにお茶のうま味が
広がります。

小川可楽次期家元のピンと張りつめたお点前。
その後の六代目小川後楽家元の和やかなご挨拶は、
いつも時の経つのを忘れ、本当にいい時間を過ごさせていただいております。


今回初めて、競茶を経験させていただきました。
競茶とは読んで字のごとく、お点前される方が入れたお茶を何のお茶だったのかを5人で当て合う遊びです。

清、風、雪、月、花の札を5人それぞれが持ち、1煎目のお茶から、何のお茶だったのかを順番においていき、最後に答えあわせをします。

煎茶と玉露くらいの区別はつくかと思ったのですが、見事、すべて外してしまいました。


お茶は入れ方によってこれほど変わるのかを思うくらい、おいしいお茶をおいしくないように、個性のないお茶を個性的に、煎茶を玉露のように、玉露を煎茶のように。

お茶を知り尽くし、お茶の入れ方を知り尽くしているから、こんな入れ方ができるのだと思いました。

貴重な経験をさせていただきましたが、
ただただ脱帽でした。


      平八茶屋ホームページ  http://www.heihachi.co.jp/